珪藻土としっくいの違いは?
珪藻土は藻類(プランクトン)の死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、古くから七輪や耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。漆喰と珪藻土の大きな違いは、漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、固化材(接着剤)や防カビ材などの補助的物質が必要になってくる点です。そこで問題なのがその寿命や安全性です。固化材が劣化すれば珪藻土はバラバラになってしまう可能性があるし、防カビ材など配合物質がシックハウスの原因になる可能性もあるということです。珪藻土を使用する場合はこの点に注意する必要があります。